ぶんぶく茶釜

30代主婦、仕事と日常。気の向くままにゆるく毎日をつづる日記。

京都

今日は京都へ。

 

京都は旅気分を味わいやすいけど遠過ぎず、なんだかんだで結構行ってる気がする。

 

前の仕事の社員旅行でも社長のお気に入りだったようで2.3回は行ったような。

 

それだけに旦那さんが京都行きたいと行っても、そこまでノリノリではなかったんだけど、思い出があるということは思い出話ができるってことなんだな、と思った。

 

私が話すと、旦那さんも割と話してくれた。

 

新婚なのに最近会話も少なく盛り上がることもなく、ちょっと不安になっていた私には思いがけず良い旅になった。

 

あと、私は京都の良さを全然知らなかったと思った。桂川渡月橋の美しさだとか、渓谷や空の広さを初めて知った。

 

拝観料2000円の瑠璃光院も良いところだった。普段自分では作れない質の高い静寂があそこにあった。

また、ゆっくりと時間をとって行きたい。

 

 

明日はアーリーパークインで、6時半からから並ぶと旦那さんがいっている。はやっ。

 

 

先日映画フォレストガンプを見た。

淡々と物語は進んでいったけれど、私はすごく感動した。

感動したというか救われたような気持ちになった。

 

主人公のフォレストガンプは頭が少し弱いけど、素直でとにかくまっすぐ。信じた女性と友達、上司を最後まで愛し抜く。

でも、私はフォレストに感動したんじゃなくてジェニーとダン小隊長に、心を奪われた。

 

普通、人間はそんなに強くないからフォレストのように一切ブレずに思いを貫くのは難しい。彼は特別な人だから自分は重ねられない。

 

でも、比べてダン小隊長とジェニーはすごく人間らしい。

理想と違う現実の自分、未来に絶望してお酒に溺れたり、もう自分なんて死んでしまえばいいと投げ出したくなったり。

でも、そんな風に前を向いて生きる道を踏み外した2人が最後には凄くいい顔をして戻ってくる。

 

ポイントは、彷徨い歩いた、あるいは埋もれて過ごした期間が長期に渡るところだ。長くなればなる程、時間を無駄にしてしまった悲しみや自責の念にかられて苦しみ、益々希望を抱く意欲が無くなる。

けれど、2人はきちんと自分を取り戻す。特にジェニーなんて死の間際になんだけど。

2人は驚く程穏やかで晴れやかな表情をしていて、まるで別人のようだ。

 

どんなに自力で前を向けず、現実と自分に向き合えず、自分を苛めた過去や時間が長くても、自分の価値を取り戻していいんだな。その時間に罪は無いのかもしれないね。

 

 

そして、フォレストのお母さんが打ち込む環境がコロコロ変わり翻弄されるフォレストに、

「過去を捨てなさい、そして前を向きなさい」

と言った。

過去を捨ててもいいんだなと思った。捨てちゃいけないと思ってた。

 

フォレストへのメッセージだったけど、ジェニーとダン小隊長の2人の生き方と重ねて送られているメッセージのように感じた。

 

でも頑張って消化できたら、それが一番良いと思うのだけど、つまりそれがあったから、というプラスのことを見つけ出すこと。どうしてもできなかったら、捨ててもいいんだな。

 

ジェニーとダン小隊長も、過去の時間は捨てたのかもしれない。

 

フォレストの目線でずっと語りかけたフォレストのお母さんは、素晴らしい人だった。

子供を育てることになれば、またその時に見たい。